2021年4月21日は石井町の童学寺、22日は神山町の神光寺にて、連日の藤めぐり&スケッチ!
チチクラゲも連れて出発してきたので、良かったら見てください!
童学寺
童学寺の藤棚には、本格的に写真撮影をしているプロらしき人が2組いて、狙いどころや、光の具合などを熱心に説明してくれた。
さて、
藤の花を絵にするのはどうしたら良いだろう?
しだれている、かたまり?
小さな房のアップ?
そんな事を考えながら、色々な角度で、私も写真を撮っておく。
童学寺は、藤の時期でなくても、よく訪れる。
池と寺と、山並と、お地蔵さんと、階段や松の木、すべて絵になる、大好きなお寺である。
神光寺
神山町鬼籠野の神光寺。
このお寺を訪れるのは、初めてである。
入口から、すごく混んでいて、国道から寺へ続く道が細く、車がかわせないので、警備員たちが無線片手に、交通整理。大変な仕事である。
駐車場は、広くてひと安心。
車を降りて、圧倒された。
境内にそびえる、それは見事なのぼり藤は、圧巻であった。
のぼり藤の、ぶどうのような、大粒の花びらが、見事としか言いようがない。
そして、境内に立ち込める、甘い香り。
入口の長椅子で座る。
地元の人たちの、なんとゆったりした微笑ましい光景か。
交通整理に精を出す人がいる。どうやらその人は、神光寺の住職さんのようだ。
彼が、のぼり藤の樹齢は、100年余りと説明してくれた。
親切に、しばらく藤の由来や、特徴などをお話して頂いた。内容は以下のようなことを、分かりやすく説明して下さった。とても勉強になった。
のぼり藤は、満開になると紫色の花房が辺り一面に甘い香りを漂わせる。先代の横山隆賢住職(1909~1976)が植えたものである。ぶどうのような大振りの花を咲かせ空に向かってのぼっているのが特徴。高さ15メートルの鉄柵につるを伸ばして花を咲かせるので「のぼり藤」と呼んでいる。昭和36年以前は、杉の大木に巻きついていたが、第二室戸台風で折れたため鉄柵にした。花の見頃は4月中旬~4月下旬であるが、5月の連休になるときもある。
藤の寺 神光寺HPより。http://www3.tcn.ne.jp/~jinkoji435/
裏山から見るのもすばらしい。丁度、シャクナゲも咲いていた。
そして、神光寺から見渡す。
菜の花畑や、近くの小川。小さな石の橋、連なる山々。
本当に感動する風景だった。
茶房「松葉庵」
帰りに、松葉庵でランチ。
チチクラゲとふたりで、こっそり頂いた。
いつもながらの地元の食材を活かしてのお料理、汁物、小鉢、そしてデザートにコーヒー。
すっかり堪能して、感じの良い店長さんとお母さま。ごちそうさまでした。
チチクラゲの衝動
帰り道、チチクラゲが
と言うので、佐那河内から少し入り組んだ、川を目指した。
チチクラゲの、鳥が見てみたい衝動はよくあること。
あいにく、カワガラスの姿を見ることは出来なかったけれど、1時間くらい車で待っていた。
その間、私はさっき撮った写真を見ながら、神光寺の、のぼり藤のデッサンを終えた。
どんな色付けにしようか?
チチクラゲが色々話をしていたが、私の頭の中は、神光寺のすばらしい景色でいっぱいだった。