2021年7月4日(日)、徳島県海部郡美波町日和佐浦の大浜海岸や第23番札所の薬王寺へ行ってきたよ!
いっぱいスケッチしたり、いっぱい食べたりしたので、良かったら見てください!
日和佐海岸と都はるみ
スケッチ仲間のFさんがLINEで、こんな写真をあげてくれた。
Fさんはレコード収集家で知られている。
和・洋問わず、ウン十年前のレコードをたくさん持っている。
この都はるみさんと共に映っている、風情のある日和佐の海岸が、とても気に入って、Fさんに尋ねた。
「今もこの風景はそんなに変わっていない」と聞いて、がぜん現地に行って見たくなった。
早速出発。
大浜海岸
徳島市内からは、遠かった。
片道、1時間ちょっと。
津乃峰まではよく来るので、さほど遠いとは思わなかったけれど、そこから、まだかなりかかった気がする。
薬王寺が見えた時は、なんだかホッとした。
薬王寺の前の信号を曲がれば、すぐに大浜海岸なのだ。
日和佐八幡神社でお参りをして、そこからほんの少しだけ歩くと、うみがめ博物館がある。
うみがめ博物館の周辺はうみがめ一色。
うみがめ博物館から大浜海岸を見渡す。
広い砂浜と、釣り人たち、渚に打ち寄せる白い波がとても印象的だった。
釣り人の竿には、いくつもの針がついていて、遠くの方に投げ入れていた。
聞いてみると、キスを釣っているのだと教えてくれた。唐揚げにしたら格別と言っていた。
キスは元気に跳ねて、釣り人の魚籠の中へ放り込まれた。
釣り人と白い波、遠くの岩。絵になる光景である。
砂浜が広いので、歩くのも大変で、今日は、日差しも強く、砂浜の照り返しもあり、汗が滲んできた。
東屋で1枚やっと描き上げて、薬王寺へ向かった。
薬王寺
薬王寺の門をくぐり、急な坂を上った。
1円玉と10円玉がたくさん石段にあり、昔、訪れたことを思い出した。
厄除けの寺で有名なので、厄年にはお金を置いて祈願したものだった。
参考文献:四国の右下
https://pilgrim-shikoku.net/yakuoji-23/
階段を上った先には、ひと際目を引く観音様がいらっしゃる。
カゴにはお魚や伊勢海老たちが入っている。そして周りには生きた鯉が泳いでいる。なんて興味深い観音様だろうか。
魚籃観音とは
中国の唐の時代、 竹籠(魚籃)に魚を入れて行商する美女がいました。 大変美しいので若者たちは競って求婚しました。
すると、 その美女は経本や経典を諳んじることが出来た者のところに嫁そうと言い、だんだんと諳んじる経本や経典の難度を高めて競わせました。最後に出題された経典を暗誦できた若者は一人でした。ところが、約束の婚礼の日に、美女は忽然と消えてしまいました。後に残っていたのは、黄金の観音像だったということです。
でも、村には以前と違って、仏教を信じる若者が増えたといわれます。
この美人は観音さまだったのです。仏教心の薄い村に仏法をひろめ、救済するために、竹籠(魚籃)に魚を入れて売り歩く、魚の行商人に身をやつしていたのです。観音さまは三十三のお姿に変化して人々を救済するそうです。この観音さまは、「魚籃観音」と呼ばれます。
一番上まで上ると、やはりここから見える風景が、あのジャケットの風景だと確信した。
これは、帰ってから写真を参考に描いたもの。
再び大浜海岸
それで、薬王寺から見下ろすと、船だまりを見つけたので、もう一度大浜海岸へ引き返した。
船を入れて、岩と海と、薬王寺を見上げた風景を描いてみた。
来るのは遠かったけれど、お参りも出来たし、良い景色に出会えたし、納得の休日となった。
コメダ珈琲店の裏技!?
帰りに立ち寄った、コメダ珈琲店でサンドウィッチとハンバーガーを注文。
コメダ珈琲店は味も美味しくて、量も多い。食べきれなかったらお持ち帰りして、夕食にする作戦。
店員さんが快くアルミホイールを持ってきてくれる。感謝。
コーヒーを美味しく頂きながら、この原稿を軽快な音楽に載せながら書いたのでした。