2021年8月22日(日)、月1回のスケッチ講座。四国霊場第5番札所、地蔵寺へ行って来たよ!
仲間たちと気持ちよくスケッチしてきたので、良かったら見てください!
地蔵寺
地蔵寺には、樹齢800年の見事な銀杏の木がどっかとそびえていた。
広い境内は美しく、どこを見渡しても素晴らしい。
さて、どこを切り取るか!
ハハクラゲ、ウキウキす
奥の院へ続く道からの風景もよかったが、とにかく上までのぼってみた。
さいわい桜の木の下、涼しげだったので、1枚目はすぐ決まった。
今日は、少し画風を変えて見ようと決めていた。
全体をいつも塗り過ぎるので、濃い所と塗らない所をハッキリさせようと決めていた。
なんだか構図もすぐ決まったし、筆の運びもよかった。
いつもより一回目の着色も少し濃い目にして、乾かした。
そうそう…。今日は何日ぶりの青空だろうか?
毎日毎日雨が降り続いている。
コロナはどんどん増える。1日50人超えも珍しくない。
人類も天候も想像つかない事が起こり得る。
憂鬱な日が続いていたのに、この青空。
ウキウキして筆を走らせた。
昼までに一枚仕上がった。
ちょうど描きあがった時、先生が見に来て下さった。
「いいですねぇー」予想だにしない第一声だった。
「構図も色もいいねぇ」「それ以上もう塗らないように」
とアドバイスされた。
ウキウキしていると、一枚描き上げて下から上がってきたTさんに五百羅漢をみようと誘われた。
羅漢さん
五百羅漢にて、200円の拝観料を払って、歩き出した。
圧倒される。
実は、地蔵寺は「羅漢さん」と呼ばれ親しまれており、五百羅漢は地蔵寺のシンボルとなっている。
そもそも、「羅漢」とは
仏教用語の阿羅漢の略称として羅漢ということがある。
阿羅漢は、サンスクリット語: अर्हत् , arhat(アルハット)、パーリ語: arahant(アラハント)に由来し、仏教において最高の悟りを得た、尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のこと。
この境地に達すると迷いの輪廻から脱して涅槃に至ることができるという。
すごく偉いお坊様ということでしょうか。
参考文献:Wikipedia
五百羅漢とは
仏陀に常に付き添った500人の弟子、または仏滅後の第1回の結集に集まった弟子を五百羅漢と称する。
特に地蔵寺の木造の羅漢は全国でも珍しい。安永4年(1775年)に実聞・実名という兄弟の僧によって創建された。地元では「羅漢さん」の名で親しまれている。
1915年(大正4年)の火災で焼失し、その後1922年(大正11年)に再建したのが現在の堂で、3度目の復興であるが羅漢像は二百体ほどになっている。
真ん中に高さ4丈の釈迦如来坐像を祀る釈迦堂、右に大きな大師像を祀る大師堂、左に大きな弥勒菩薩坐像を祀る弥勒堂とそれらを繋ぐ回廊がコの字型に並び、回廊にほぼ等身大の五百羅漢が並ぶ。
参考文献:Wikipedia
楽しいお昼ごはん
ゆっくり拝観して、ちょうど12時になったので昼ごはんにした。
たのしい昼ごはん。友達に頂いた、わらびもち。
あー!美味しかった!
木陰に入ると蚊がいるわ、いるわ。
蚊取り線香をぶらさげている友達が私たちを守ってくれた。
たっぷりお腹を満たし、奥の院を後にして、大銀杏のそびえる境内へ向かった。
スケッチ結果発表
ここにも何人かの人が熱心にスケッチしていた。
大銀杏の見事な幹を描きたかったのと、境内の人を入れたかった。
と思っていたら、ちょうど先生が指導されている光景が目の前に!
拝観の人も2人ほど入れさせてもらって、こんな絵になった。
この絵も先生は「よくかけたねぇ」「銀杏の葉のすきまにのぞいている、プルシャンブルーがいいねぇ」
とおっしゃった。
「これも、これ以上描きすぎないように、10月の美学展(先生の講座の絵画展)に出展しなさい」とおっしゃった。
サインを入れる箇所もアドバイスして頂いた。
今日は、天気が良かったので、どの人の作品も良かったと思った。
やはり水彩は乾きがよくないと冴えた仕上がりにならないとつくづく感じた。
このブログで常連になった協力者Sさんの作品。
先生は最初にいつもと違う視点で描きなさいとおっしゃった。それを実践した素晴らしい構図だと思う。
そしてもうひとりTさんの作品。
先生は、彼の持ち味をいつも讃えている。
彼の持った感性は、人とは違った個性にあふれている。
そうそう、Tさんはこのスケッチに関して事前に地蔵寺を訪れ、駐車場のお願いや、境内を使わせて頂くことの許可を得るために、奔走してくれた。