ミッドジャーニー(Midjourney)では、生成スピードを変更すると、画像にも影響します。
seed値を同じにしても、「なぜか同じ画像が出力されない」という方は、もしかしたら生成スピードが違っていた可能性があります。
「兎と亀 --seed 100 --fast --ar 16:9 --niji 5」
というプロンプトで2つ画像を生成しました。
テキストプロンプトもseed値も同じにしているため、同一の画像が生成されています。
基本的には同一プロンプト&同一seedであれば、同じ画像が生成されます。
しかし、MJでは画像の生成速度で結果が変わる仕様になっているようです。
①fastモード
②relaxモード
③turboモード
上記のように、MJでは3種類の生成速度があります。
「兎と亀 --seed 100 --fast --ar 16:9 --niji 5」
というプロンプトで作成した画像の、「--fast」の部分だけを変更していきます。
同一プロンプト&同一seedにも関わらず、
fast、relax、turboモードそれぞれにおいて、すべて出力結果が変わっていることが確認できます。
/relaxやsettings などで生成速度を切り替えた場合も同様の効果になります。
以上のように、seed値を同じにしても、生成速度が違えば出力結果が異なりますので、--seedを多用する方はご注意いただければと思います。
※V5、Niji5 以外のバージョンは、生成速度の違いによる出力への影響はないと思います。