今回は、Midjourney(ミッドジャーニー)のRemix mode(リミックスモード) の新しいテクニックについてです。
この方法を使えば、新しいキャラクターを生み出せたり、思い通りの構図に近づけたりしますので、オススメです。
簡単に出来ますのでよろしければご覧ください!
アタリをとる
絵が上手い人は、まず最初にアタリをとると思います。
実はMidjourney(ミッドジャーニー)のRemix mode においてもまず始めに「アタリをとる」と理想の絵に近づけることができます。
早速試していきましょう。
今回描きたい絵は、ドラゴンが自分の尻尾を咥えて丸くなっている、というものです。
ウロボロス(無限龍)的な感じです。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%AD%E3%82%B9
「ドラゴンが自分の尻尾を咥えて丸くなっている」をそのまま英訳して画像生成してみると、
こういう風になり、キャラクターや構図が理想とはかけ離れてしまいます。
と言う訳で「アタリ」をとります。
キャラクターのシルエットに近い、簡単な物をまずは生成します。
ウロボロスであれば、「丸」ですね。つまり「リング」です。
生成プロンプト「a ring」
これが「アタリ」です。
これに、Remix mode を使います。
メッセージ欄に /prefer remix と入力してエンターキーを押して、Remix mode に切り替えましょう。
そして、Make Variations を押して、
「a ring 」を全て消します。
「a dragon 」に置き換えます。
何度か再生成するうちにそれっぽいのが出てくると思います。
上図の左から2番目が気に入りました。
アップスケール後です。
これに、リマスター(--test --creative)を何度か行って好みのものが出るまで待ちましょう。
6回目ぐらいの再生成でこれが出てきました。
一応、体を丸くして尻尾を噛んでいるような絵にはなっていますね。
プロンプトは至ってシンプルな「a dragon」だけですが、アタリをとることによりこういうポージングも可能となります。
時間があればもっと理想的な絵に出来そうな予感はありますので、じっくり試してみると良いかもしれません。
「ring」以外でも、
例えば dice(サイコロ)をアタリとして使ってみましょう。
生成プロンプト「a dice」
これに、Make Variations を行い、「a dice」を消去して、「a dragon」に置き換えます。
サイコロの形をしたドラゴンの顔がつくられます。
このように、アタリをとることで自分のイメージと近い生成物が出来上がりやすいです。
色を変える
さきほどのドラゴンの色を変えてみましょう。
このドラゴンを緑色にしてみます。
これがデフォルトです。
そこに、「skin green」と入れてみましょう。
緑色にすることができました。
場所を変える
さきほどのドラゴンです。
雲の上にいるこのドラゴンを海に配置してみましょう。
「Make Variations」を押して、
「in the sea」=「海の中」を先頭に入力しましょう。
すると、海にドラゴンが現れました。
場所を変えることも簡単に出来ますね。
以上、アタリをとってみると効率的に理想的な絵に近づけるというのと、その後に色や場所も変更可能というご紹介でした。