2021年6月24日(木)、俳句に挑戦してきたよ!
ドキドキしながらの、俳句教室、初参加!
がんばって詠んできたので、よかったら見てください!
Yさんとの出会い
この前から園芸の講座も始めたのだけど、そこで知り合ったYさん。
そのYさんは「ガーデニングはもちろん、俳句も長年やってます」と自己紹介されていた。
俳句にも興味があったので、お声かけすると、
「やってみたら?ぜひいらっしゃい」と気さくに誘って頂いた。
何にでも顔を突っ込みたくなる性格上、すぐに入会のお願いをした。
「みんなが喜ぶと思うわ」って、何て上手に誘ってくれるのだろう!
そんな名ゼリフを聞いて、未経験の俳句に挑戦するのも、気が楽になった。
「来週いらっしゃい。3句用意してきてね」
プレバトの夏井いつき先生が大人気で、何気なく見ているだけの私が、俳句なんて作れるのだろうか?
まあいいや、物は試し、一回参加してみよう。
福島せいぎご住職
俳句教室。到着した場所は、あるゴルフ場。
感じの良いゲストハウスに、皆様揃われておりました。
そして、先生ご夫妻が登場。
そのお方は、かの有名な萬福寺の狸和尚こと、福島せいぎご住職でありました。
昭和13年徳島県徳島市生まれ。昭和38年「風」入会。沢木欣一に師事。昭和50年「なると」創刊に同人として参加。平成元年「なると」主宰・なると俳句会代表。句集に、『台湾優遊』(第一回台湾俳句文学賞受賞)『遊戯』(第七回文學の森賞優良賞受賞)ほか。著書に、『古玩愛贋』(第三十五回とくしま出版文化賞特別賞受賞)ほか。現在、真言宗万福寺名誉住職。「万象」同人。徳島新聞徳島俳壇選者。俳人協会会員。俳文学会会員。国際俳句交流協会会員。
徳島新聞俳壇選者である。
俳句のハの字も知らぬ者が、恐れ多くて身の縮まる思いがしたが、優しく迎え入れて下さった。
俳句教室の実際
私は、下手な俳句を3句書いて提出。
皆さまの俳句をランダムに書き写し、後で、気に入った句を5句選ぶ。
プレバトと同じで、誰の作かはわからない。
自分の俳句が詠まれたら、俳号を名乗るといった感じだった。
モテモテ作者?
その中で、一番人気は、
「縛られし ままの恋文桜桃忌」
を詠まれた紳士の作品だった。
桜桃忌とは、太宰治の忌日で、「太宰忌」ともいう。俳句の季語にもなっている。
桜桃忌(太宰忌)
1948年6月13日、太宰は愛人・山崎富栄とともに玉川上水(東京都三鷹市付近)に入水自殺した。没年38歳。だが、遺体が上がったのは6日後の6月19日。くしくもこの日は、太宰の誕生日でもあったことから、太宰を偲ぶ日となった。「桜桃忌」の名付け親は、同郷で太宰と親交の深かった直木賞作家・今官一である。太宰晩年の短編小説「桜桃」の名にちなんで命名した。
コトバンクより引用:https://kotobank.jp/word/%E6%A1%9C%E6%A1%83%E5%BF%8C-188525
太宰治は妻と2人の子どもがありながら、多くの女性と浮名を流した。
「縛られし ままの恋文桜桃忌」の作者は「さぞかし昔モテたのでしょう?」と皆様に囃され、ずいぶんと盛り上がった。
ハハクラゲ、焦る
「玫瑰の 丘に上れば オホーツク」
俳句に誘って下さったYさんの句。
情景が目に浮かぶ素直な大きな句だと、先生に絶賛された。
私は「玫瑰」をハマナスと読めなくて焦った。
俳句には難しい字が沢山でてくる。
特に印象に残った作品たち
- 「睡蓮の 白花ひとつ藍屋敷」
- 「雨音の 急に窓うつ緑雨かな」
- 「たわわなる実梅や土に 還るのみ」
- 「あじさいの どの花とても 雨しずく」
- 「夏至暮るる 一番星の 淋しげに」
どの句が、どなたの作か、私にはまだ書き記す余裕がなかったのだが、特に印象に残った句だった。
ハハクラゲの句
私の句はというと…。
絵を描く時のことを思い出して、見たままを詠んでみた。
「パレットの寒色選び 夏描く」
暑い夏を涼し気に描きたくて、あえて寒色を使ってスケッチしたことを詠んだ句だ。
「手で四角 季節切り取る 夏の海」
両手で四角を作って、その中に夏の海を収めた光景を詠んだ句。
これらがハハクラゲの俳句デビュー作。
これからも、スケッチしながら俳句をひねり出す。
一石二鳥ではないか!
そしてハハクラゲも一人前に俳号を決めた。
その名は、飛鳥(ヒチョウ)。
言うままでもなく、鳥マニアのチチクラゲの命名である!(ハハクラゲが、あちこち飛んでゆくかららしい)。