11月6日、RIZIN LANDMARK4 が愛知県のドルフィンズアリーナで開催されます。
メインカードの「平本蓮 vs 弥益ドミネーター聡志」について解説していきたいと思います。
そして、この試合もBeebetの対象試合となっています。
どちらが勝つかベットして楽しむのも良いかもしれません。
平本蓮 vs 弥益ドミネーター聡志
11月6日(日)RIZIN LANDMARK4 のメインカードは「平本蓮 vs 弥益ドミネーター聡志」のカード。
Beebet でのオッズは弥益ドミネーター聡志選手が1.3、平本蓮選手が3.10と弥益ドミネーター聡志選手が圧倒的に優勢となっています。(11月5日時点)
平本蓮選手について
平本蓮選手についての解説です。
年齢:24
戦績:1勝2敗
KO率:0%
上記した戦績だけ見ると、なぜメインカードにいるのか分からないぐらい目立たない数字です。
少年時代〜K-1時代
しかし、元々は立ち技の選手であり、少年時代からずば抜けた打撃センスを発揮しています。
12歳で全国U-15ジュニアボクシング大会で優勝し、高校1年生でK-1甲子園でも優勝。
高校3年生でK-1ライト級世界トーナメントを準優勝しました。また、初代K-1 WORLD GP -65kg世界王者のゲーオ・ウィラサクレック選手にKO勝利するなどの輝かしい実績を持ちます。
上の動画は4年前にゲーオ・ウィラサクレック選手にKO勝利した試合です。
パンチもキックも最短距離で素早く出ています。1撃の威力というよりも、回転数の速い連打で仕留める印象。
キックボクシングルールでの戦績は11勝(6KO)4敗。KO負けはありませんでした。
間違いなく立ち技では一流の選手といえます。
総合格闘家としての平本蓮選手
総合格闘家としての平本蓮選手は、
MMA転向緒戦の萩原京平選手に完敗しました。
上の動画は平本蓮選手と萩原京平選手の試合です。平本蓮選手はMMA初戦ということもあり、構えも定まらず対応に追われています。グラウンドのパウンド中にタオル投入でTKO負けになりました。経験の浅さが露呈した試合でした。
その後もアメリカなどで修行を積み、敗戦から約1年半後に鈴木千裕選手と戦いますが、0-3の判定負けを喫します。
直近の試合では、怪物くんこと鈴木博昭選手に2-1のスプリット判定ながら勝利しました。
上の動画は平本蓮選手と鈴木博昭選手の試合です。構えも落ち着いて打撃も鋭くなっています。タックルの切り方も上手くなっており、MMAに対応してきています。
試合前に骨折、そして契約体重を66kg→70kgへ
平本蓮選手は、2022年10月上旬に足を骨折。練習が3週間ほど思うように出来ておらず、Drからも11月の試合は中止するように言われていたと話しました。
減量も進んでいなかったため、本来のフェザー級の体重である66kgを変更し、70kgでの試合にルール変更して行われることとなっています。
弥益ドミネーター聡志選手について
弥益ドミネーター聡志選手についての解説です。
年齢:32
戦績:13勝6敗
KO率:77%
平本蓮選手は少年時代から格闘技で頭角を現した天才でしたが、弥益ドミネーター聡志選手はそれ以上の天才といっても過言ではないでしょう。
格闘技を始めたのは大学生時代になってからで、それまで卓球ぐらいしかスポーツをやってこなかったようです。
しかも高学歴です(海城高等学校→筑波大学生命環境学群生物学類→筑波大学大学院生命環境科学研究科修士課程修了)。
大学では勉学に励みながら格闘技を始めており、そして大手食品会社に就職しながらDEEPフェザー級チャンピンに輝いております。
格闘技を大人になってから始めて、しかもある意味片手間でプロ格闘技団体のチャンピオンになるのは天性の才能があると思います。同じ努力をしても弥益ドミネーター聡志選手になれる人は数少ないでしょう。
ファイトスタイル
弥益ドミネーター聡志選手のファイトスタイルは独特です。
構えをスイッチすることが多く、常に顔を動かしてリズムを取ります。
打撃よりも寝技を得意として、足関節からアームロック、三角締めまで高い精度で極めることができます。
上の動画は平本蓮選手に完勝した萩原京平選手に一本勝ちをおさめています。この試合では萩原京平選手の後ろ回し蹴りによって転倒しますが、焦らず上手く立て直しています。
弥益ドミネーター聡志選手は打撃は得意ではありませんが、打たれ強さはあります。ここ5、6年ではKO負けを喫したのは朝倉未来選手のハイキックからのパウンドのみとなっています。
その朝倉未来選手に敗れてからは負けなしの2連勝と形の上では好調です。
弱点
弥益ドミネーター聡志選手の弱点としては、打撃で圧倒できないことと、タックルが切られやすいことでしょう。
上の動画はブラックパンサー・ベイノア選手と弥益ドミネーター聡志選手の試合です。
MMA初心者のベイノア選手相手にタックルを何度も切られて苦しい展開となっていました。ベイノア選手がロープ掴みを多用したことによる減点があり、弥益ドミネーター聡志選手が2-1の判定勝利となりましたが、弥益ドミネーター聡志選手も勝負では負けていたという表情をしています。
ベイノア選手はRISEのウェルター級チャンピンで立ち技は一流の選手でした。
こういう相手にタックルを切られて、パンチとローを効かされ続ける展開は弥益ドミネーター聡志選手は苦手としています。
持ち前の打たれ強さで危機を凌いでいましたが、いつKOされてもおかしくない場面が何度かありました。
勝敗予想は…
私の勝敗予想です。
かなり迷いましたが、弥益ドミネーター聡志選手の勝利を予想します。
平本蓮選手が骨折さえしていなければ、平本蓮選手を勝利予想していました。
それぐらい、平本蓮選手の成長スピードが速く、また、弥益ドミネーター聡志選手が苦手なタイプであるということです。
弥益ドミネーター聡志選手は、前回のベイノア戦では打撃に付き合い過ぎたと反省しています。頭の良い人ですから、今回は打撃に無理に付き合わず、テイクダウンから塩漬け・もしくは一本勝ちを期待しています。
平本蓮選手が勝機があるとすれば、とにかくタックルを切り続けることです。膝を警戒して低めのタックルは来ないと予想できますので、高いタックルに無理に打撃を合わせずに慎重にタックルを切って、突き放して打撃をコツコツ当てていけば良いと思います。
打撃が効いたと思っても深い追いせずに、ベイノア選手のように立ち尽くすぐらいでちょうど良いでしょう。
グラップリング技術は今まで戦ってきた選手とは比べ物にならないぐらい弥益ドミネーター聡志選手が上だと思いますので、最後までスタンドでの打撃勝負でいくと勝つ可能性が高まります。
平本蓮選手が打撃を空振った際に組みつかれて、横に回られてからのテイクダウンも狙われていると思いますので、連打も禁物です。
話は戻りますが、やはり骨折が厳しいですね。普通は出場すら危ぶまれる状態ですし、しかも相手は格上の弥益ドミネーター聡志選手。
万全の状態での両者を見てみたかったです。
ということで、私は弥益ドミネーター聡志選手に10ドルベットします!